青が誘うウズベキスタン

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偶然立ち寄った、みなとみらい線日本大通り駅の横浜ユーラシア文化館で、日本とウズベキスタン外交関係樹立30周年記念として「青が誘うウズベキスタン」という写真展が開かれていたので見学してみる事にした。展示品の中には、写真50点余りと陶器や土人形などが展示されていた。

どれも美しいものばかりでため息が出るほどだった。

美術館や博物館といった場所を見学した後の楽しみの一つに、ミュージアムショップがある。

ここでもう一度、作品展の余韻に浸るのだ。

この日も帰り際にウズベキスタンの工芸品が販売されているコーナーを覗くと、小さなブローチが目に留まった。

職員さんの話によるとこのブローチは、ウズベキスタンで日本語を学ぶ教室に通う子供達が作ったものらしい。ブローチの売り上げの半額が寄付されるとの事。

私は小さなブローチを一つ一つ手に取って、絵柄を眺めた。

よく見ると、ビール瓶の王冠で粘土を型抜きしたようにも見える。知らない国で子供達が一つ一つ手作りした小さなブローチ。授業中の子供達の様子が目に浮かんできて温かい気持ちになった。

私は、ザクロの描かれたブローチを一つ手に取って会計を済ませた。ウズベキスタンでは豊かさを象徴するアイテムとしてザクロが特別な意味を持っているらしい。

 

ブローチはひんやりと冷たかった。