トルコキキョウのキセキ
この世の中は、時として不思議な事がおきたりする。
父の命日(2月7日)に、近所のお花屋さんで買ったトルコキキョウをお供えし、
お水も添えた。
と、ここまでは毎年変わらずにやっている事だった。が不思議なのはこの後だ。
このブログを書いているのは3月9日。
父の命日から約1ヶ月以上経った今でも
その間 あのトルコキキョウは全く枯れずに咲き続けているのだ。
毎日欠かさず綺麗な水に取り替えていたわけでもなく、ただなんとなく部屋の片隅に飾られていた。切り花を長く楽しむ為の薬を入れたわけでもなく、今思えば、お水を1〜2回入れ替えていた程度だった。
フラワーアレンジメントで使う切り花は、そのほとんどが1週間〜10日程で枯れてしまう。花にもよるのだが、(アルストロメリアなどの花は結構長く楽しむことができるが)1ヶ月以上も枯れずに咲き続けるトルコキキョウは未だかつて初めてである。
もしかしたら、父が長く咲かせてくれているのかもしれない…
私はもう少し長くこのキセキを見てみたいと思った。茎を少し切り詰め、新しく水を入れ替えた。
この子ならこの先もずっと咲いてくれるような気がして…。