益子の旅の想い出に。
20年ほど前に 会社の旅行で訪れ、土っぽいズッシリとしたコーヒーカップを自分用にひとつ買った想い出がある。
あれから20年。ずっとご無沙汰していたが、今回、日光のペンションに泊まったついでに 益子まで足をのばしてみようか、ということになった。
日光の霧降高原から 車で約1時間。
オシャレで素敵な建物が立ち並ぶ通りに出たら、陶器がショーウィンドウにオシャレに並べられている光景が目に飛び込んできた。
それが 益子に来た事を実感させてくれた。
20年前とは違って 街は素敵な雰囲気に変わっていた。
心地よく穏やかでゆったりとした雰囲気の町中を ゆっくりと散策する。
ここの通りの陶器店は みなオシャレな雰囲気で 陶器とともに お店のインテリアも充分楽しめた。
中でも、お気に入りのお店となったのは ここ。
「 もえぎ」城内坂店。
入り口の、重く どっしりとした扉が 気持ちをワクワクさせる。
お店の雰囲気も良く、落ち着いて じっくりと買い物ができる。
店員の方々の雰囲気も オシャレでそして何よりも 親切。 決してうるさく客に付きまとったりなどしない。お店のインテリアもシンプルでスタイリッシュで本当に素敵。
最近「茶香炉」という言葉をよく耳にする。
茶香炉とは、お茶の葉を 香炉の上部の皿に乗せ、キャンドルの熱で温められた茶葉から出る優しい香りを楽しむ 和のアロマテラピーのようなもの。
香りと同時に、キャンドルの優しい灯りと炎の揺らぎにも癒される。
益子に来て気づいたのだが、ほとんどのお店で茶香炉が焚かれていた。
お店のドアを開けると、なんとも言えない 優しい香りが迎えてくれるのだ。
私は 自分用に 香炉をひとつ 買うことにした。
お茶の葉の他に、紅茶やハーブやアロマオイルなどでも香りを楽しむことができる。
さっそく お家で茶香炉を楽しむことに。
優しい香りとキャンドルの灯りに癒される時間が 何よりも贅沢に感じられた。