寂しさと希望と…
そろそろ紅葉の時期も終わりかな、と思いながらも 少しの期待を胸に 近くの公園に足を運んでみた。
足元の枯葉がカサカサと乾いた音を立てている。
でも、ところどころに まだ良い感じに綺麗な色を保っている木も残っていて、まだ充分紅葉を楽しむことができた。
愛犬が 子犬のようにはしゃいで 枯葉の降り積もる中を駆け回るのを 笑いながら見ていたら、花が満開になっている木があることに気づいた。
寒椿。
花が少なくなるこの季節に、可愛らしい花をさかせる。
散ってゆくものたちと 満開を迎える花たち。このコラボレーションが見られるのは この時期にしかない光景だ。
紅葉が寂しさを感じさせるなら、満開の花たちは希望。
人生も…
寂しさの隣にある希望に気づけるならば、辛い事も乗り越えていける。